まな板されどまな板
2002年8月26日金曜の夜。
Dが何気なく言った一言で私が不機嫌になる。きっかけは「まな板」。
2,3ヶ月前、DとD.I.Yショップに行った時に木のまな板を購入。理由はうちの木目のキッチンカウンターに合いそうだったのと、お手ごろ価格だったから。とくにまな板がなくて困ってたわけではなし。
使い始めると「木」という素材からこの上で切るのは野菜類(植物性のもの)、肉類(動物性のもの)には前からあるプラスチックのまな板、と分けて使うようになりました。とくに二人の間で取り決めたわけではありませんが、Dもそうしているようでした。
(※ Dも料理します。料理好きです。が、わたしたちは一緒に料理はしないことにしています。 同じ物をつくるにしても二人のやり方が違ったりしてケンカになるのよ〜。やれ、みじん切りが大きすぎるだの、じゃがいもの皮の向く方向が違うだの。)
その夜、唐揚げにしようと鶏肉をプラスチックのまな板の上で切っているとDがキッチンに入ってきました。そしてプラスチックまな板の上の鶏肉をみるなり「へー、やり方知ってるんだ」と言ってくれました。
「へー、やり方知ってるんだ」。 字にすると表情がなくなってしまいますが、その言い方は「まな板を材料によって使い分けるなんて、君が気付くとは思っても見なかった」と聞こえました。
(私のことを「まな板を使い分けることを知らない気を遣えない女」だと思ってた、と聞こえたのではありません)まるで「まな板を使い分けるということに気遣いできるのは自分だけだと思ってたのに。 同じ事をできるヤツが他にいたなんて、、、ちきしょう」。つまり自分の方が「上」だと思ってたのに実は「同じ」だったとわかってショック、といったニュアンスです。
それにカチンときてしまいました。 「その言い方は人を見下しているように聞こえるんですけど」、とわたしは鶏肉を切ってた包丁と共にDの方に振り向きました。迫力あったと思います。
Dいわく、打ち合わせしてなくても自分と同じようにまな板を使い分けててくれたのが嬉しかったので、そう言った(「へー、やり方知ってるんだ」)とのこと。 たしかに、彼の性格からいって自分と同じやり方をしているのを見て嬉しくなった、というのはホントだと思うし、実際に口にだした言葉からとれた「嫌味」(少なくとも私にはそう聞こえた)は彼はまったく持ってなかったと思う。
しかーし、それならただ「あ、僕と同じくまな板使い分けてるー」といえばいいじゃないの、、、。「やり方知ってる」なんて、とてもカンジの悪い言い方だなあ、と思うのは私だけでしょうか。
ま、そのあと前々から行きたかった市内で一番ふるいパブに連れてってもらい、久しぶりにBoddingtonsの生を飲んで機嫌を回復した私でした。
Dが何気なく言った一言で私が不機嫌になる。きっかけは「まな板」。
2,3ヶ月前、DとD.I.Yショップに行った時に木のまな板を購入。理由はうちの木目のキッチンカウンターに合いそうだったのと、お手ごろ価格だったから。とくにまな板がなくて困ってたわけではなし。
使い始めると「木」という素材からこの上で切るのは野菜類(植物性のもの)、肉類(動物性のもの)には前からあるプラスチックのまな板、と分けて使うようになりました。とくに二人の間で取り決めたわけではありませんが、Dもそうしているようでした。
(※ Dも料理します。料理好きです。が、わたしたちは一緒に料理はしないことにしています。 同じ物をつくるにしても二人のやり方が違ったりしてケンカになるのよ〜。やれ、みじん切りが大きすぎるだの、じゃがいもの皮の向く方向が違うだの。)
その夜、唐揚げにしようと鶏肉をプラスチックのまな板の上で切っているとDがキッチンに入ってきました。そしてプラスチックまな板の上の鶏肉をみるなり「へー、やり方知ってるんだ」と言ってくれました。
「へー、やり方知ってるんだ」。 字にすると表情がなくなってしまいますが、その言い方は「まな板を材料によって使い分けるなんて、君が気付くとは思っても見なかった」と聞こえました。
(私のことを「まな板を使い分けることを知らない気を遣えない女」だと思ってた、と聞こえたのではありません)まるで「まな板を使い分けるということに気遣いできるのは自分だけだと思ってたのに。 同じ事をできるヤツが他にいたなんて、、、ちきしょう」。つまり自分の方が「上」だと思ってたのに実は「同じ」だったとわかってショック、といったニュアンスです。
それにカチンときてしまいました。 「その言い方は人を見下しているように聞こえるんですけど」、とわたしは鶏肉を切ってた包丁と共にDの方に振り向きました。迫力あったと思います。
Dいわく、打ち合わせしてなくても自分と同じようにまな板を使い分けててくれたのが嬉しかったので、そう言った(「へー、やり方知ってるんだ」)とのこと。 たしかに、彼の性格からいって自分と同じやり方をしているのを見て嬉しくなった、というのはホントだと思うし、実際に口にだした言葉からとれた「嫌味」(少なくとも私にはそう聞こえた)は彼はまったく持ってなかったと思う。
しかーし、それならただ「あ、僕と同じくまな板使い分けてるー」といえばいいじゃないの、、、。「やり方知ってる」なんて、とてもカンジの悪い言い方だなあ、と思うのは私だけでしょうか。
ま、そのあと前々から行きたかった市内で一番ふるいパブに連れてってもらい、久しぶりにBoddingtonsの生を飲んで機嫌を回復した私でした。
コメント